夜の椅子から
しめった春の空、とある晩にウィスキーを飲む。
今日この頃の狂気をまとめひとつ編む。
頬を赤く染めた散文に背後からはカサっとした雨音。
絨毯に散らばるほこり。
無色透明のコップを置くまえに台所におかわりをもらいにいく。
印刷された文字は霞み、恋人からの電話は鳴りひびかず意味もなく椅子から立つ。
近所に生えているケシに見惚れて、サーミ族の映画を観る。
横縞のトレーナーをたたんで「地面から顔がでてくるものか」と奥歯を噛みしめる。
やがて夜がおりて。
夜の椅子から
しめった春の空、とある晩にウィスキーを飲む。
今日この頃の狂気をまとめひとつ編む。
頬を赤く染めた散文に背後からはカサっとした雨音。
絨毯に散らばるほこり。
無色透明のコップを置くまえに台所におかわりをもらいにいく。
印刷された文字は霞み、恋人からの電話は鳴りひびかず意味もなく椅子から立つ。
近所に生えているケシに見惚れて、サーミ族の映画を観る。
横縞のトレーナーをたたんで「地面から顔がでてくるものか」と奥歯を噛みしめる。
やがて夜がおりて。