『素描223』 まだら模様の夜が明けてしまう時、小さなピアノの旋律が友人を助けた。あの頃、母に連れられて聴いた確かなものに似ていて。溪谷で釣竿を手に持つ笑顔のジョンに会いに行く。 そのたくましい身体は白く光る抒情。
『素描220』 空高く掲げた鎌に肉体は耐えられず朽ちるままに。とある像の群がりに発行されたパスポート。 と蛍光色の写真から微笑む素晴らしき世界。情熱と哀惜がわだかまりを消し去り永遠を手にした原罪に納める7つ。
『素描217』 目の前の景色を通り過ぎるぼやけたかたちなき獣たち。琥珀色の気品をもつ紳士がシャッポを脱いだ。別れ、木々は切り倒されて海老は水中で呼吸をする。味噌汁からは豚肉があふれてとある奥様の真珠が引き裂かれた。
『素描216』 笛 | c | し | B| 0 ; 。 @ =^^^^^^^ f | | 情 | ゆ | ど | 画 | A る。「推 | ど | 繋 | こ | か | B | っ ~~~~~~
『素描214』 教会の石段。とある仮面での芝居。損な役。命は風前の灯。人間を連れていく死の舞踏。裸の女。砂漠のラクダ。空虚のような鏡。亡霊と夢の世界。曖昧な約束のうしろの隠者。猶予を得るためのチェス。