『素描191』 枯れた葉が微弱に揺れて電子顕微鏡でみる夢と二手に分かれた踵が言うことをきかず、せめて眠るまではエレクトリック・ギターを抱き蓮の中の象徴を心の華とする。
『素描188』 遅れた大地の上にある気高く気怠い田園。エリントンのムードに燻されたハムを一切れ、夢。 東か西、血の巡り、沈静化された群れにより、とある市場の詩の栞が失われる。
『素描186』 こんにちは、サキソフォン 坊や、リズムを感ぜず何を語ろうか 坊や、響きに耳を傾けず眠れるのだろうか 坊や、蓄積に心を静めようか 坊や、目配せを軽んじてはないだろうか さようなら、サキソフォン。
『素描184』 感傷は干渉であり抑止と欲望。概念は私にやってきて多くを奪うであろう。身の上の上の上の上。天井は嘘をつかず、乾ききっている。継承と象形。末広がりな生物の最後の踊り。かつて、葉を重んじたことがあっただろうか。