日記
午前中、あまり思い出せないままに4日分の日記を書く。
そのあとは popi/jective のライブの仕込みをして、仕事に従事。
晩御飯はスーパーのお惣菜で済ませたり、バタバタバタ。
夜、友達からお借りした柄谷行人の『日本近代文学の起源』を読み始める。”線的な思考によって隠されている”という一文を発見。
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線から溢れるもの。思考の動線なるもの。鉛筆を真上からみる。黒鉛とそれを包む木をひとつとして捉えると点といえる。
線的思考をアップデートすると螺旋的思考になるのか。上からみても範囲が広い。どこかに書いていた論理的思考と造形的思考という言葉を思い出した。色々とややこしい思考の様式。
今のところ頻出している”場の転倒”という言葉を消化できていない節はあるけど、写実に関する捉え方もおもしろい。森や海という言葉を詩に用いる時、概念化された森や海を使用している自覚が恐ろしいほどあるので、合点がいく。
概念化された言葉の使用、同じハードウェアの上にそれぞれの仮想サーバを構築するように、開かれた共通の空間からお借りしてくるイメージ。写実の場合、(例えば海…)ある特定の海に特定の時間に出かけて、その一時の状態をみた海。そこは自分と対象のみの世界。それを炙り出して書くイメージ。
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とかなんとか、考える。ある指摘によって視野が広くなる感覚。「自分の考えを強化していく風に読むのと、それを排除して全体を俯瞰して”史”をとらえるように読む」、それらを意識したいと思った。
週末の疲れがまだ残っていて、22時ごろには就寝。