私は鏡と
反対の
現実をみて
転倒
させて
堕落に用事が
あって
パンを
食べて
次の日に
手を伸ばして
無自覚に
会話をして
ギターの弦のような
か細さを得て
色づく季節を
迎えて
手に入れた
本を破り捨てて
大切な
リングを
投げつけて
またひとり
ただひとり
になって
窓から
覗いて
艶やかな
心が
芽吹いて
やわらかさを
忘れて
命あるものは
足跡を残して
生きては
いけなくて
転倒
させて
堕落に用事が
あって
パンを
食べて
次の日に
手を伸ばして
無自覚に
会話をして
ギターの弦のような
か細さを得て
色づく季節を
迎えて
手に入れた
本を破り捨てて
大切な
リングを
投げつけて
またひとり
ただひとり
になって
窓から
覗いて
艶やかな
心が
芽吹いて
やわらかさを
忘れて
命あるものは
足跡を残して
生きては
いけなくて