日記
朝、『バリ島芸術をつくった男』を読む。読む前は楽園のイメージしか持っていなかった。おそらく観光用に形作られたイメージとしての楽園をそのまま受け取っている状態。患者の治療のためにトランス状態に入るタタール人の動画を一昨日見たのもあってか、そういう類の高揚する瞬間に惹かれる。穿った見方もあまりなくて、徐々に心に何かが育まれている予感。
生存方法により、必要や不必要が変化するのだろうか。
その後は夕方までひたすらサーバたちと戯れる。途中、昨日聴いていた blackalicious のアルバム『Blazing Arrow』を聴く。モノとして持っている作品を身体に叩き込みたくなり、1〜6曲目を5度ほど繰り返して聴く。サブスクにはない肉体的に記憶したい欲望が生まれる。
夕ご飯はほうとうを作る。ほうとうと言ってもカボチャは入っていない。何かしらの野菜(忘れた)としめじを茹でて、麺と味醂を入れて味噌のタレを絡めた。面接で好きな食べ物を問われたら「ほうとうですかね」と答えたいほどに美味しい。そして、郷土料理を知っていこうと思いつく。食後に、巨大なイチゴに練乳をかけて食べる。口の中がさっぱりする。この巨大イチゴは静岡産の紅ほっぺという名前だった。
明日の鉄道博物館のチケットを受け取りにセブンイレブンに行く。ゴミを捨てにいく以外で3日ぶりの外出、コンビニの照明の光がやたらと眩しく感じる。
家に帰って本の続きを読んで22時ごろに眠る。