日記
午前中はりっちゃんと遊びつつ過ごす。体力がついてきて意志がはっきりしてきたからわかりやすくなったけど、自分の意志にそぐわない場合は速攻で「NO!」をつきつける。そのあとは新宿に行く。ゆうさんと魚金でお刺身を食べつつビールを一杯飲み、ヤリタさんのプログラム『now here poetry』を観にカフェ・ラバンデリアに向かう。
今回はスヴェトラーナ・アレクシーエヴィチの『戦争は女の顔をしていない』と『ボタン穴から見た戦争』という著書について。想像の範疇を越せないが、戦時下では下地として存在する統治側の大きな物語がより肉薄して感じられるのだろうと。小さな物語や声は消えていきあとからは触れられなくなる。ゆえに大きな物語だけが存在しているかのように無意識で思い込んでしまうことには気をつけたいと思った。
考え方も行動も残っていくものも環境/状況によって変わると思っている。環境/状況側も変わると考えると…相対的でないものはこの世にあるのか(!)
最後の方には樺太の動画や北のひめゆり事件と言われている真岡郵便電信局の集団自決の事件についての動画も観る。ヤリタさんのお話を聞くと、情報が体内に沈殿して残っていく感覚があって意味のある時間に思える。
そのあとは吉祥寺に行って友人と落ちあう。『バサラ・ブックス』というサブカルに強い本屋さんを教えてもらう。ちょうど漫画を読み始めたいと思っていたので、諸星大二郎さんの『私家版魚類図譜』を買ってみる。
本屋に行ったあとは鴨料理を食べにいく。旨すぎて癒される。日本酒を出汁で割ったり、とにかく旨い。人を連れて行きたくなる。腹いっぱい食べて裏路地のバー、さらにもう一軒寄っておしゃべりに花を咲かせて家に帰る。
12時過ぎに眠る。