so sasatani,objective-Saw since 1990.02.02
喉越しが都会の街に染み渡る
鳥雑炊をお喋りにて包囲する
壁際に愛でるほころび都鳥
市ヶ谷の駐屯地にて月が抜けた
逃げ惑い陽射しを避ける白鳥や
まるたんぼう涼風を浴びて雀一羽
することとやることやってやることする
海鼠さき夢が溢れる升の中
娘2歳くちぐせをかし指竹輪
風吹きて月と立ちつくす卯の刻に