日記
起きてライブのリハーサルをする以外はゆっくりと過ごした。今日はサンプラーのみでミニマルなイメージを持ってライブに臨み途中で素描を読んでみる。
これは割とアクセントになった、言葉の力。歌う時、どうしても微妙に迷ってしまう。節をつける際も、このテキストの読み方をそのまま移せばいいと思ったり。そこら辺りのニュアンスをきちんと習得しないと不完全燃焼になる原因のひとつ。
なおきさんの演奏が圧巻だった。幾何学的な様式を目の前で創造している、こちらは美しいものをただ眺めているイメージ。フィードバックノイズであろうときちんと制御されていて温かみまでもあった。「このタイミングでこの大きさでこの音を出すという必然性」が全ての音にあるように感じた。
この”必然性”を意識する機会が増えたのだけど、これは何なのだろうと。感覚・技術・知識・情熱、どれが欠けても成り立たなくて、この「必然性」は明らかにあって、音楽だけじゃなくて多くの表現に通ずる気がしてならない。
それは個体ごとにあると思うので、正体もよくわからないけど自分の中の必然性を探っていこう。
あとは足や腕、指など身体の部分がそれぞれに独立している状態。”身体の部分のそれぞれにリズムが宿っている状態”というのもあると感じた。
イベントはさまざまなスタイルの人がいて、新しく知り合った方もいたりでとても刺激的で楽しかった。ジャークチキンも美味しくビールに合う、料理と音楽の相性。音楽/表現に対して思うことがたくさん浮かんできて、とてもいい日になった。
時間はかかれども活かしていきたい。
帰り道、「今年も終わりか」とひとり感慨にふける。