『素描86』 散歩道でみた竹は立派に天を仰ぐ 円状の窓からのぞいてみた 平らな色彩・-[= / (400 孤独で接続、種に関する鼓動の絶海 ) 星が誕生しかわるがわる月の番人 逃げ出すうさぎ 心を埋ずめ 静かな湖の畔
『素描85』 おのれをあざけるのはさもしい ぼくをわらわずに ともよ むなしくかおをへんぼうさせる ひからびたじそんしん まっさきにくぎ しぼんだふうせん まっさきにくに
『素描81』 AM 06:49 永遠のような時間 AM 06:49 置きっぱなしのハーモニカ AM 06:49 右下が破れた日本地図 50、50
『素描78』 だれも知らない花は咲いて だれかは知っていても 旅の途中でこけてしまっても ただ松の風が吹いているだけでも 春の野にはただ蜂が飛ぶのです
『素描77』 永遠に平らな底をついつい眺める 経験にあずかり知らぬ仏 かわいた土とぬれた火が自生する 時世の苦 よろこびわかちあいて ひからびてわかりあう