日本
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カテゴリー: 素描

so sasatani,objective-Saw since 1990.02.02

素描207

『素描207』 溢れて問う、問うて溢れる。根幹のリズムが意味を形成し辺りを照らす。流れる、流れる、流れる、歓欣鼓舞、若草の踊り。公の園に新しい朝が訪れる。

素描206

『素描206』 旋律の保管庫。抗わず、香櫨の前の野狐禅。 衰退の悲鳴を薙ぐ。リハーサルとも取れぬ怒号。pizz. arco pizz. arco 指揮者の涙に濡れたタクト。蓄音機から流れる希望の舟の画。

素描205

『素描205』 傘、麻、似、傘、麻、似、時をかけると移さず名付けたのは兄と弟の灯。 傘、麻、似、傘、麻、似、有り難がる心に残ると名付けたのは沙羅。

素描204

『素描204』 雲を眺めたお互いの奏法が夜に沁みる。友と峰を超えども道のりはまだ続く。有り難がる心に連想される実のなる自由。紅色の牛の足どり、それもまた美しきかな。

素描203

『素描203』 閉じられた煙の管。巡り還元される守りを反復と呼べるのだろうか。何を語ろうとコードの網の目。沈黙の余白のみ、理にすでに触れていたはずなのに白樺、夢をもつ葵、もう、捨てよう。

素描202

『素描202』 au bu cu du eu fu gu hu iu ju ku lu mu nu ou pu qu ru su tu uu vu wu xu yu zu !! cngcngcngcng cngcngcn…
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素描201

『素描201』 554m 頭 春の夜風 451m 余地に夏 湯と宮 218m 秋の距離 繭についての本 52m 八人の輪 冬の琵琶

素描200

『素描200』 星はいつからか五等の線で結ばれ、渚は静まりかえった愛を数えた。岸壁の四つの動作には無駄がなく日々を紡ぐ。ぐるりと回る風車の羽根、前衛的な写真にあるピンボールが我々をはじく。

素描199

『素描199』 観ている世界を観ている者、生成、現象、運動、浮足立った概念は悪魔を呼び出すのだろうか。墜落と沈没、黙秘の輪郭、ピンクの扉をしたコンテナに入れられた二人だけの秘密。 魂に匹敵する一粒を。魂に匹敵する一粒を。…
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素描198

『素描198』 育まれた、報われた、椋鳥の涙。深夜、冬の高速道路。ある都市の救済院。選択に通底する余韻、いい夢はいい夢であるとは限らず、下層構造を支える自治区のような微笑み。赤く染まった頬もただあなたにある。