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カテゴリー: 文章

so sasatani,objective-Saw since 1990.02.02

素描117

『素描117』 奥底に眠るafrica、想像上の dada afria、原点回帰、二十世紀のリズム。原が始まり、原の子どもに終わり夢みる万葉仮名の息づかい。光の三原色の原理、網膜のシステム、大陸の和は万歳の影、きっかけの…
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素描116

『素描116』 誕生日の暁には赤い月を差し上げようと、都でひとり結ぶ。黄金色の洋燈を、揺れる草花に、一語一句を刈りとる自然の唄。おおらかなる東遊び。空間を拡張するVR。クリスマスローズに旋律を。引く手あまたの梟が夜に融け…
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素描115

『素描115』 苔の見物人。pi+ PI+ pi+ 。∞。∞。∞。ざらついたその手触りはpi+ PI+ pi+ 。∞。∞。∞ある日の午後のようで、また、あくる日のココアのようで。魚の群れと桴で打ち鳴らされた銅鑼がpi+ …
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素描114

『素描114』 秋の曼珠沙華の群生地。辺り一面が真紅。中央には極彩色のルーレット。 貸し出されたルールに蝶が寄りつく。 儚く短い夜。遠方の戦闘機は空高く、寝返りをする赤ん坊。 愛してやまない噂と平らな地の雑然とした草。 …
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素描113

『素描113』 オペレーター、マニュピレーター、惑星o-six。マイクチェック・マンツーマン。午後二時。 ソウトウノスキモの。コヅチヲウテバシンセンナニンジン、アトノザワナ。 ヘイヨヘイ、短くも口角に甲殻類に幸か不幸かの…
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素描112

『素描112』 お兄さん、すみません。 「一般に起こりがちな対象を個別・特殊性において対処せずに、流れてきたテクスチャの解釈に触れて、対象そのものと思い込み、さもそのものであるかのように見せる現象。素材と crtl+ c…
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素描111

『素描111』 器がひとつあっても、なくても、そこにいても、いなくても。遥か彼方から、伝言の、ひとつなぎ、おおよその、霧が、晴れて。衛星の、またぐ、通信を。幾何学的模様—しばらくぶりの抱擁。 遠い野犬の実験的…
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素描110

『素描110』 先の見えない、人がいた。理解を超えた先にいた、人もいた。陽の光と反対の人もいた。弾き続ける人もいた。人がいた。人と人がいた。深い窪みに目を凝らす人もいた。歓喜に満ち溢れている人も、ざらざらとした虚無を抱え…
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素描109

『素描109』 幻想的な頬。ひざまずいたマイナス、なお、永遠。 派の、派の、派の。清らかなる夜。進歩と退廃の火花。 コスモスとカオスともども覚醒。トリル、トレモロ、トリル、トレモロ。 反復の浴槽にふたつボールを、小さな鍵…
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素描108

『素描108』 切妻の屋根から雨がぽとりと落ちる。 四角い空間、グリッチサウンドに時が止まった古代都市ポンペイを見る。 破損した心がひとつつなぐ。想像と創造が構想および高層をよび、白日の下にさらされた、噴火。 理論上の一…
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