日記
午前、酒井抱一の本の続きを読む。少しづつしか進まない。本を読んでいるというより、その時代について関係することを調べている。止まらずに読みたい気持ちになり『ヘンリ・ライクロフトの私記』を手に取る。ヘンリー・ライクロフトという架空の人物に仮託して、作者の考えがひたすらに描かれている。普段、似たようなことを考えた経験がある、そんな気がしてくる。太宰治の『人間失格』を読んだ時も「あ、これ、自分と似ている」と思った記憶が蘇る。文学の罠か。ただの勘違いか。
お昼、少し眠り映画『ナイルの娘』を観る。少しぼっーとしていたので、ストーリーをきちんと把握できず。映像がずっと綺麗。風と光、あの部屋の描写は好き。
午後、取材の文章の整理をする。最後にどうやってまとめるか迷う。本人を知らない人が読んだときでも「面白かった」と思ってもらえるように。作業をしながら Grand Ave Records がやっているラジオ『Digする月曜日』でレゲエ・リバイバル特集を聴く。protoje の帽子の話や jah9 のヨガの話など、アーティストのパーソナルな部分も知れて面白い。
そのあとは新曲の練習。「Quagmire」を中心に行う。そのあとはピアノの練習をしつつ音をひとつ作る。
晩ご飯は醤油、砂糖、酒、みりん、本だしで鳥のモモ肉と玉ねぎを煮て親子丼を作る。三つ葉がなかったので、代わりに豆苗、ゆずをのせて完成。その他、お刺身、モズク。
夜はビールを飲みつつ、久しぶりに1000文字ほどの小説を書く。一応書けたが、いいのか悪いのかよくわからない。私にはプロットという概念は存在しないのだろうか。原稿用紙と筆ひとつ、これである世界を語ろうとするとは。なんと勇気のいる、作家はすごいと改めて。
そのあとは大きい段ボール板を捨てる準備、popi/jective の映像の制作。
12時に就寝。