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素描28

『素描28』

霧がかる記憶は坑道に伏して。綿毛は大空を舞い、天秤は左に傾く。
情の内の象徴、言語を探す作業を止め山から落ちる綱を握りしめた記憶の有り方を捉え直す。
更地に点を描写し臆病者も仲間とする。矛盾と闘争を繰り返し覇気のない命を守る。なにもできぬとなにもできぬと嘆くより信じて仰ぐ。
それさえも比較の中の想像であり妄念。終わりに着く頃にも何も変わらず、侘しさもなく、前を見つめ直す。