日記
午前中、今日の夜のライブの仕込みをする。サンプラーに触れる機会が増えて、少しずつだが自分の道具としての感覚が身についてきた。午後は最近見た映画監督の情報を調べる。俳優であり監督の William Beaudine、メキシコの監督 Rogelio A. González。そのあとは、すぐ気が変わるという問題点を抱えつつ、特定のジャンルを中心に楽器の練習に励もうと考える。制限を設けずに触ると手癖で弾いて終わる確率が非常に高い。今のところギターはフラメンコギターをピアノはジャズピアノの何かしらを抽出して練習する。
夜、ライブ。基本は即興で新しいリリックを披露してみたり、試したい部分は試せた。今回はほぼ即興でライブをしたが、即興といえども今鳴っている音に対して新しい音を足すのか、もしくは鳴っている音を引くのかを瞬間で判断する必要があり、それを実行するためにはその楽器/機材のどこを弾くと/押くと、どういう音が鳴るかを身体に染みついているレベルで理解していた方が明らかにいい。
自分の中に「その人自体がそのジャンル(音楽ならば音楽)そのものに見えてくる」という褒め言葉が存在するが、その状態は前文に書いたことが成されているように思う。一日ではどうにもならないので、「ごちゃごちゃ言わずにやりましょう」と心に話しかけてみる。
共演者の人たちはなんと沖縄や新潟から来ていた。T-manくんの知り合いだったりして、世間の狭さを感じつつ、繋がりも増えて楽しい日になった。家に帰ってマグロのお刺身を食べて寝る。