日記
朝、『漢字と日本人』という本を少し読む。なるほど。日本語は音節の数が少ないし、ひとつの音節に対しての長さが英語みたいに長くないゆえに（一音節に収まるし）歌にしても滑らかに聞こえにくいのか。とても面白い本だけど、前知識の少ない自分には情報量が多くて何回も読まないとついていけない。
“発しない（発せない）ので存在しないとみなす概念”と言葉の性質は結びつけやすいように思う。…というか言葉自体が存在というものの基準や軸になっているのか。存在しないとされているもの（概念化されていないもの）を抽象化させて存在させようとする道具でもあるのか。ふむ。存在しないものを抽象化させて存在させる道具としての言葉が、書かれないと存在できないという、その道具自体が存在そのものである？になる？、とも言えるのか。いや、それは階層が違う話を無理やりくっつけている気もする。そう、よくわからない。
そのあとは大宮公園に行く。まずは『歴史と民族の博物館』へと足を運ぶ。企画展「埼玉武術英名録」がやっていたので、ぐるぐると回る。興味深いがこちらも知識がなくて、一回では吸収しきれないので、とりあえずブックレットを買ってみる。博物館から出て屋台がやっていたので、ビールとからあげ、ポテト、もつ焼きを買って、そこらのベンチで食べる。
午後になって公園内のミニミニ遊園地とミニミニ動物園で遊ぶ。猿の毛づくろいは人間みたいで不思議だった。猿の方が研ぎ澄まされた人間に見えた。
家に帰ってやっさんに教わった Vincent Gallo のアルバム『when』を聴く。そのあとは最近よく見ている『偉人・素顔の履歴書』を見たりトマホークTomahawkさんという方のYouTubeを観る。めちゃくちゃ聞き上手で見やすい。
晩ご飯に出汁につけておいた玉ねぎとジャガイモを炒めて食べて、ギターの練習をして21時半ごろに眠りにつく。