日記
4時に目が覚める。ゴダール監督の遺作となった『The Image Book』を観る。過剰な加工、抽象的なセリフの連続。反復の力は絶大だという考えが頭に浮かぶ。「聖書があるようにイメージの経典があってもいいのでは」というような意味のセリフがあって印象的。
覚えている・覚えていないの境目。その状況でたまたま口に出たら覚えている、それが記録されていく。口に出ないイメージは文字に起こせず、人間の目には見えないので、何かしらの形を借りてくるしかない。見えないイメージには概念が導入されて目に見える形の中で新しい(言い回しなど)形をさらに作っていく、などと記憶の在り方について考える。
午前、『アメリカ文学史』の続きを読み、詩を3つほど書く。少し睡眠。家の掃除をしてクーラーの取り付け工事の人の対応。
午後、東京国立近代美術館で大竹伸朗さんの個展を観る。圧倒的なエネルギー。創作における根幹的な技術というのはスタイルは違えど共通だと、改めて。土台。そのあとは下北沢に移動しておじゃがでお腹を満たして BOOKSHOP TRAVELLER、cream に寄る。
個展も見られて本もいくつか買えてイベントにも顔を出せて楽しかった。
帰宅後、余っていた巻きずしを食べて12時に就寝。