技師 8つの窓がついた扉 祈りと意味づけが 顔を覗かせる 永遠に とどまろうとする 古びたベッドのように 心が軋み 電球に照らされて 耳を澄ませば
去る 逡巡は魚とともに泳ぎ 駆りだされた兎や鳩、私とあなた 対極にとがった 爪が 磨かれず 光もおざなりに踵を返し 糸が縫われていく、私とあなた 遠く遠く 鉄砲が鳴る
-斑- 沈黙に高揚 沈黙の効用 沈黙と紅葉
惰性とした 草が刈り取られました 星々が呼吸をし初めました 穂が揺れました ヒトデが移動しました 現実の平凡さ・冷たさを離れました 甘美でした 空想的で情緒的でした 夜のラジオが流れました 寛裕な人々は眠りにつきました