so sasatani,objective-Saw since 1990.02.02
白い息見知らぬ人や枯れ葉のみ
喉ごしやはふはふあちちモツ煮込み
朝焼けと近づけずに蔦の葉
瞼の裏ひかりをあびる花筵
目に見えぬ平たく伸びる冬の霧
冬いでて乾風よけて喫茶店
景色が変わればつらくないのにね
昨日は南蛮そば明日はチキン南蛮
貝殻の中で溶けてく命のみ
少しだけ淋しくあれば冬支度