惰性とした 草が刈り取られました 星々が呼吸をし初めました 穂が揺れました ヒトデが移動しました 現実の平凡さ・冷たさを離れました 甘美でした 空想的で情緒的でした 夜のラジオが流れました 寛裕な人々は眠りにつきました
aethel.odori. 幻の紙に 火をつけて、ガラス窓にうつる ランタンに目を奪われる。 真ん中の線は光とヒカリの断絶で、 一匹の蛍が躍りだして 瞬く間に始まる舞踏会。 チカチカと近づき離れ コペンハーゲンから 水の…
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めつ’ち 芽 土 芽 土 あははは あははは 息 切らす 首に輪っかをつけた 籠目の鳥 影を踏んだ牛の演舞 左様なら
耶蘇 篠笛が鳴り響き 百日紅は歌い、 川岸ではカバが踊る。 幻想文学 取り憑かれた青年 草の根の運動の先 秘密結社に 命を懸けて、裸足でかける。 欧羅巴の風にさらわれて。
LAMP・LAMP 手荒い真似事の雪の片割れに 幽玄な海と華奢なあの娘を 単一の旋律、モノフォニーのように 干からびた装置で 目まぐるしく 剥がれた獣の皮の循環 魚はぱくぱくと次の餌を求め 黄金の洋燈は見え隠れする