so sasatani,objective-Saw since 1990.02.02
風光のすきま 風のない 拠り所とも 葦にすぎない 頼りがい 虫も鳴くかな 秋口の涼しげな晩
クローバー トンネル内の轟音に揺れる吊り革 軋むレールと歪んだわたし 暖かな日差しが 穏やかな時間を生んでいる間 馴染みのない新しいお店と 四つの葉のクローバーを頭に浮かべ そばには「にじむ」「なじむ」と 繰り返す少女 … 続きを読む
依存日 大木は揺るがない 愛と共感を求めて 近づいた 圧倒的な数の年輪 斧を持ち出して なぎ倒そうとしている みるみるうちに傾いた 恐ろしくなり逃げ出した 時の経過がすべてを還元した 同じ大樹に近づく姿は自然で それでも… 続きを読む
博打の面 喜びに満ちた日雇い労働者があらわれる 「いけ、6-3-4」 夢のチケットを手に握り締めた かつてのお父さん 人生は賞レース 狂気の絵柄は 今日昨日の笑顔でした
産ぶ 罪の意識 際限のない求愛 独房にぶち込んでも脱走をはかる もしも煩悩が本能であれば 意志をもたないのであろう 保たないものの闘争と破滅 あらゆる種の欲望のるつぼ タネを摘みだして 産ぶ声はもっとちょうだいって 罪悪… 続きを読む
贈りもの 裏返る必要のないおもちゃがひっくり返る あたたかな布団の中で子供がねむる 彼女は将来 本を好きになる どこまでも旅ができる その世界に虜になり目を輝かせて 足をバタつかせて その様子を見守っていたい生の躍動(… 続きを読む
ぼくたちも失敗 この世にあ/ったクスリ 救う/巣食う 救う,巣食う 救う・巣食う “耽美的な世界に惑溺しすべてがなくなる” いつしかそう言い切れ/ない 大人 それでもふと/した時に 再生 時間にし… 続きを読む
燃焼 フィルターのない銀の時計が燃え る 物質 火の口 化けずとも計らずとも 瞬く間に る
くらいしす crisis ひんひや ひんひや crisis ひんひや ひんひや 形勢逆転をねらう カチワル チワワ の 演舞
游泳 深い海を忘れた 泳いでいたことさえも忘れた 波があると知ってしまった 橋がかかっていく光景を目の当たりにした 呼吸ができなくて覚えたこと 息を吸い始めて忘れたこと 重さ約0.3〜300キロの人間が水浸し 広大な海に… 続きを読む