so sasatani,objective-Saw since 1990.02.02
『素描357』 「このダンテや蝋のような断定野郎と安全地帯の弁別HIHORIは必要はないわけですな」 「わっはっはっはっは、わが社は安泰」 つまりあなたは今、こう言っているわけです: 「言語が単なる音の連なりではなく、“… 続きを読む
『素描356』 永遠のテーマ レーガン 雲の切れ間から おざなりにされる主張 流暢な ひとつの目のメーター ウェイター 乾いた街 国を境にした風景 時代に巻かれるそのブーケ 黄金を探すオリーブの偶然 砂漠の西から持ち出す… 続きを読む
『素描355』 艶々のエレキ饅頭パワーは踊る。予想以上に踊る。as soon as 踊る。歯朶の葉をよそに踊る。銀座一丁目の通過地点で踊る。 「エレキ饅頭パワーのこの滑りのような艶を不夜城に置いていきたいのですが」 「縁… 続きを読む
『素描354』 炒めた飯がある。底に飛び火した閾を跨ぐ天使はあんぐりと口をあけて切りつけた刃の先からそれを運ぶ。盆の上にある大きさの違う円がふたつある透明なコップ、その水の揺らめき。情報産業に関する営みはハンバーガーのバ… 続きを読む
『素描353』 文学的構成要素 白絣.西伊豆.樒の枝.寿蔵.稜角.棕櫚.ベニシアンブラインド.灌木.瑕瑾
『素描352』 「銀杏の葉を被せたような黄金が表面を覆いつくして、舌で転がせば、しばらくぶりの芳醇を介してラグタイムピアノが跳ねるように、呼気が鼻腔を愛撫するように踊りだすのさ」
『素描351』 oui,oui,oui. oui,oui,oui. oui,oui,oui. はい、はい、はい。はい、はい、はい。
『素描350』 直立する樹木は円形の屋根を突き破る。網掛けられたフォサードの前で「翼よ、あれがパリの灯だ」と意気揚々。仮面で全裸の人が場面転換をしてひとりリンディホップ。栄華は8エーカーの詠歌におさまり yutaro は… 続きを読む
『素描349』 照り返す陽は汗を流させる。 「やあ、洋さん」 くりくりとした髪の毛をかきむしり、話しかける真美は瞳の黒い部分で洋を見る。 「先日は銀座の中華料理をありがとうございます。麻婆豆腐が美味しかったですね。では、… 続きを読む
『素描348』 ゴミ箱が同心円状にあり、谷間はその想像を喚起させる。人々の資格はあまりにも強烈であり、備長炭のよろめきがおののく。ソシュール、パース、sign、嗚々、めいめいの我らが断絶的時間を闊歩する。形態模写の理屈に… 続きを読む