『素描155』 回転の作用が晴れ間を維持し無分別の改善の上を鳶が飛ぶ。春と夏の間、甘いチーズケーキに風が吹く。架空を掻き鳴らす。広がった時間。写真にうつる不整合の炎が照らす歌人の舌の木の葉。
『素描154』 放り投下駄。ひ、の、ひ、の。 ひ、ろ、う、の。刺、の、中、木。
『素描151』 超越的な宇宙と存在が前提の両極端に光を希求する理論の端々。積極的な空中、蛇を身体に巻きつけた汎用的な種子。蛸が遺した詩の痕跡。 歩いては構え座り待つ。
『素描149』 僕たちの失敗により友達が いなくなっちゃったら。 僕たちの失敗により友達が いなくなっちゃったと。 僕たちの失敗により友達が いなくなっちゃったが。 僕たちの失敗により友達が いなくなっちゃったさ。
『素描146』 目に余る富を追い求めて、手に触れるものすべてが黄金になり飢え死にする。