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カテゴリー: 文章

so sasatani,objective-Saw since 1990.02.02

素描197

『素描197』 浮く憂鬱、薄い膜が目の前にあり天上に届かず。左手に宿した故郷、日が暮れて、暖かい、波に委ねて、気の向くまま猫のよう、いずれかの架け橋として。

素描196

『素描196』 MJQJM。MJQJM。MJQJM。MJQJM。MJQJM。MJQJM。MJQJM。MJQJM。逆さ鏡の心理作用が一次元的個体の影響範囲を決定し、紫の外と赤の内が魚米の郷を訪れる。 詞的言葉の拡張。物的証…
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素描195

『素描195』 風や水や謎に触れた状態。移遷、愛の城砦。 枯れは慎ましくあり、老いは穏やかに、柳に雪折なし。

素描194

『素描194』 Distorted canvas (歪んだキャンバス): 絵画のための生地や、絵が描かれる表面を指す。 Designed palette (設計されたパレット): 画家が色を混ぜたり、選んだりするための板…
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素描193

『素描193』 篝火、泣きながら水を掬い、天狗の歓喜。堕落した人間が注文するオニオンスープ。霊的で官能性のある屍は剥奪された椅子の固定化と同居して輝きを増す。

素描192

『素描192』 (メカニックな部屋の鼓動、扉をノックする音。) 詩の発注です。 夜空に輝く星の光 時が止まりし瞬間 夢見る心がひそやかに 未知の世界へと誘われる 闇の中に踏み出す足跡 遠くの歌が聞こえる 心の奥で響くメロ…
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素描191

『素描191』 枯れた葉が微弱に揺れて電子顕微鏡でみる夢と二手に分かれた踵が言うことをきかず、せめて眠るまではエレクトリック・ギターを抱き蓮の中の象徴を心の華とする。

素描190

『素描190』 小さな灯りをひとつ燈してフラメンコに心を委ねる。響きは祈りへと連なり喉に通すオールドウィスキー。「あら、エキゾチックね。ご趣味がよろしいようで」と隣の夫人。「なんだと、この野郎!」と顔を真っ赤にして殴り込…
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素描189

『素描189』 換骨奪胎/蛇足の排除=研ぎ澄まされた静謐さ/(現代音楽的な)垂直指向/悪戯な少年・少女/還元(存在そのものに収斂)/独創性と幅/耕し/社会性/構造のための制御-制御のための構造/情緒的和音/連なった柔和/…
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素描188

『素描188』 遅れた大地の上にある気高く気怠い田園。エリントンのムードに燻されたハムを一切れ、夢。 東か西、血の巡り、沈静化された群れにより、とある市場の詩の栞が失われる。