日本
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カテゴリー: 文章

so sasatani,objective-Saw since 1990.02.02

素描187

『素描187』 四つの柱に囲まれた部屋がある。乾燥したままで幾日かが経つ。机の上の妙ちきりんな顔をした異国の置き物は埃をかぶったままで、誰かに拭かれた様子がない。一組の男女がその部屋に入り、ベッドに腰掛けてため息を漏らす…
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素描186

『素描186』 こんにちは、サキソフォン 坊や、リズムを感ぜず何を語ろうか 坊や、響きに耳を傾けず眠れるのだろうか 坊や、蓄積に心を静めようか 坊や、目配せを軽んじてはないだろうか さようなら、サキソフォン。

素描185

『素描185』 猿と蟹がいました。猿は毛繕いをして眠りにつき、蟹は大きな鋏であらゆるものを挟み込み動きを止めてしまいました。身動きの取れない猿は目を覚まし言いました。 「人生は闘いの証、まだ見ぬ谷に堕ち。草地のような情景…
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素描184

『素描184』 感傷は干渉であり抑止と欲望。概念は私にやってきて多くを奪うであろう。身の上の上の上の上。天井は嘘をつかず、乾ききっている。継承と象形。末広がりな生物の最後の踊り。かつて、葉を重んじたことがあっただろうか。

素描183

『素描183』 自分と2人きりの孤独。 自分と2人きりの頑迷。 自分と2人きりの画角。 自分と2人きりの洋服。 自分と2人きりの素描。 自分と2人きりの病室。 自分と2人きりの起伏。 自分と2人きりの律動。 ふたりきりの…
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素描182

『素描182』 問い合わせた一日、非情な犬歯の離散。蛇にからまれた分布図が映す左右逆さの愛憎。閉じられた箱に、振る舞われた酒、命の水は見果てただれかの夢。 日夜、歩き理想郷。

素描181

『素描181』 類義的である記号が鼻の下についた。日曜日の使者?意義のあることから言う。庭の湯で茶を沸かす。明かすところ、ひまらやのくれていで。ぺぺ・せるじお・もんたーにゅ。 分散された視覚で呼吸音を聴いてみて。鯨の音波…
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素描180

『素描180』 く夢mj# a ユ n”,m 戯 / k n u . – 〒 6 481 2217 8010 359 363 325 204 104

素描179

『素描179』 米と氷は偶発的な理解に溶けた、わ.か~;書記の機械学習。魔改造された法螺貝。己の動物的感覚を問いただす狩られた生の動脈。理知/そうでない、無意識の侵攻は環境に慣らされたプログラム。禾を日に。もうひ~|;。

素描178

『素描178』 心を拭う。心を括る。心に潜る。心に出会う。心が折れる。心が停止する。心が回る。心が揶揄う。心が恥じる。心が微睡む。心が見習う。心が掬う。