so sasatani,objective-Saw since 1990.02.02
『素描65』 満ち潮と凪、切りなしの錆と色彩の日々。 すばやく耕す守る盾もなく。愛のしずくに埋めたクリーム色の妖精。 整合性に育まれた青写真を並べて、闘牛のようにけたたましく焚きつけられた紙。 美しさと近づき用事のない沼… 続きを読む
『素描64』 秩序は混沌を否決! すり減った靴底のような土地からの脱却! 裸の眼の元に眠るマーメイド。焚き火をかぎつける本能の獣。チェックメイトと高らかに宣言するディオ・ブランドー。無限のループとツール、ctrl + c… 続きを読む
『素描63』 誰に思いを巡らせればたどり着けるのだろう。消化のできない雷を追撃できずに。 比べて、比べて、比べて。遊んで、遊んで、遊んで。 白い天井を見つめた時間も震えた手も日常に消し去られていく。内と外の世界の境目が見… 続きを読む
『素描62』 手荒く、手荒く、薔薇に刺さらないように。あまねく、あまねく、君を想う。陽の当たらない道でどのように踊り明かそうか。 雪はみるみる溶けて春を告げるような、匂いが来る。平穏を疑わずに湿った空気が漂う。橙色の詩を… 続きを読む
『素描61』 ぱっくりとぱっくりと。敬虔な海に無数の人が溺れる。 眺めていた浮世の風も赤い波に飲み込まれた。 建造物のない空の象徴。今もランタンに照らされる九つの尾。 銀の紙に包んだ砂は散らばり、虫たちの養分となった。 … 続きを読む
『素描60』 蔑ろにした日々が背後に迫り声を掛けてくる。妄想や想像の一種と飛躍を火薬のごとく使用して作為のない[絵rrr]を描いた。 裏表のない顔が[常:]を率いている。[g比]は、営む術もなくてただただ堕落し黒い高層ビ… 続きを読む
『素描59』 虚勢と知らず飛ぶ鳥は、高度を下げずに抗えない空に消えていく。愛のある連関を見ない人々は支配者にぱくりと食われていく。 捉えどころのない視点は自然に似ていて、与えられたお菓子の扱い方を意識しない。分別と敗北の… 続きを読む
『素描58』 白い月の輪のようなオシレーター、指でナゾリ、目標を検知。力を発揮する、暴発した、冬を越せない、詩の人。洞窟に落ちている果実を探しに行く、ダイヒョウテキナ選手団。宿された光はあらぬ方向を照らし、泥のついた船は… 続きを読む
『素描57』 赤みがかった川の岸辺にたどり着いた。 遥か遠くから歩んだその道のりから便が届いた。 「唇をすぼめた彼は、空気を取りこぼした彼女に酔った。覚醒しない、暗々裡に、植物のような関係が育まれる」 知らない市で買い物… 続きを読む
『素描56』 Hello 中継地点、制約が愛をもたらし互いを穴に入れる模様 甘い蜜を吸う蝶は混乱し梯子を立て直す 自らを背徳者とする烙印を詩に転嫁 「とんでもない!!!」と言葉が溢れだした 「その先は、浮かんでは消えます… 続きを読む