日記
ライブ前日の高揚感により、3時間しか眠れなかった。午前中は家族で自転車の旅。以前に発見した田舎道みたいなところを走り近所の公園に行った。りっちゃんはシャボン玉を作る棒を振りかざして、シャボン玉の生成にいそしんでいた。
楽しく公園を終えたはずが、りっちゃんの靴がない。来た道を完全に戻り靴が落ちていないか探す。「片方を発見!」さらに少し戻るともう片方も発見。自転車に乗せるとよく裸足になるので、これからは「靴を脱ぐ瞬間を見ておかなければ」と学んだ。
午後は千葉の幕張にライブに向かった。電車でウトウトしながら詩集『あかむらさき』を読んだ。自然と対峙した作品群で写実的ではなかった。洗練されていて質が良い詩の連続だった。微睡ながら読んでいると、癒し効果がすごかった。忙しい日常に余白をもたらせてくれた。詩集によっては癒し効果もあるのか。(なんといい詩集!)
と思い余白を持てた嬉しさに包まれていると、lighthouseさんに着いた。店の周囲はゆっくりとした時間が流れていた。
ゆうさんもヒトハコの店番をしていた。横のお店に珈琲とドーナツが売っていて、ゆうさんに「横の店のメニューみたいから写真を撮ってきてよ」と言われたが、「それは、恥ずかしいです」と伝えて回避。ゆうさんが珈琲とドーナツを買ってきてくれることになった。(感謝)
ドーナツの味はシュガーとシナモンで半分づつ分け合った。「スポーツで試合前に円陣を組むようなものか」とか思いながら、美味しくいただいた。
この日、ゆうさんは西陽について何度も言及していた。それが印象的だった。ライブの時間が始まった。自分たちの前に高橋さん達がライブをしていた。ピュアなライブだと思った。初ライブだそうだが、ピュアな感じはそのままで…と勝手に思った。
いよいよ自分たちの番。ゆっくり用意させていただいたこともあり、あまり緊張はしなかった。即興のパートに関してはやりきれなかった感はあるが、概ね表したかったことはできたと思う。popi/jective で何度かライブをしたが、一番まとまりをもってできたように感じた。
『デューティーフリー・アート:課されるものなき芸術 星を覆う内戦時代のアート』と『ヒトの目、驚異の進化』という本を買って帰った。他にも興味のある本がたくさんあったが、お小遣いとの兼ね合いでこれ以上の購入は不可能と判断。
帰り道、お好み焼きを食べて帰った。やっさんに美味しいラーメン屋を勧められていたが、(あろうことか、それを知りながら)「大丈夫でしょう!」とお昼に博多ラーメンを食べてしまった。「やっさん、ごめん…」と思いつつ、お好み焼きと牛すじに舌鼓を打った。(やっさん、ごめん)
lighthouseの店主の関口さんは、全体が良くなることを常に考えている印象で、とても素敵な方だった。いい繋がりになりそうな予感。とても感じのいいご夫妻とも触れ合えたりして、楽しかった。ライブが終わった安心感からか帰って一瞬で寝れた。