日記
午前中、『ヒップホップ・ドリーム』の続きを読む。漢さんのヒップホップの捉え方を知れて面白かった。ヒップホップは基本的に自己主張で、その根底には言わずもがな体験や物事をどう解釈するかという面白さがあると思う。一般的に良いとはいえないルールでも、そのルールゆえに生まれるものもある。自らの特質と世界を解釈し結合させて、方法や矜恃を持つがゆえに生まれる独創性。ヒップホップ的力学。
その後は『弁証法はどういう科学か』を読み切った。これぐらい砕いて書いていただけると非常にありがたい。当人の哲学書を読んでも、その人なりの言葉の定義をはっきりさせていないと論旨が一切掴めない。外堀から固めないと、本丸に行ける気がしない。…とかなんとか考えていると副作用による熱が出てきた。暖房をつけてヒートテックを着て毛布を被っても寒い。内からくるタイプだ。寝ている横では、「ぎゃあ」と言いながらりっちゃんがひたすらモノを投げていた。(思い通りにいかない度に)
「よし、これを”星一徹準行為の擬似的模倣”と名付けよう」と思いながら寝る。哲学者もこれぐらいの定義の仕方をしているのかもしれない。
とにもかくにも、本を読んだ1日だった。