日記
午前、隈研吾さんの『反オブジェクト』の続きを読む。適材適所を考え抜いている印象を受ける。
何かしらを対象化(オブジェクト化)する時点で特異性、支配的な要素が発生している気がしているが、そもそもそれらは見る・聴くなどの行為に内在している。意識的に見る・聴くなどの行為は鑑賞に足を踏み入れているため、対象化したそのものにも行為に含まれている与えられた枠、権威性が伝播している説。オブジェクトの根は深い。
…とか考えると同時に、こういうのは切り取り方次第でなんとでも言える、自らがそう思いたいという理想化のための言葉になる危惧があるので、なんともまあ。
気がつけば午後。来週に控えたライブとスラムのカリブラージュに向けて練習。そのあとは打ち合わせのため都内へ出る。行き帰りの電車で『反オブジェクト』を読み切る。石や建築は黙っているが寸法を通して教えてくれる話、映画に没入する際の話など深堀したい話題もあった。後半はザザザと読んだので、ぱらぱらとページをめくりながらゆっくり読むと良さそう。
家に帰りコンビニのお寿司と焼き鳥を食べて21時半に就寝。『反オブジェクト』を読んだ日。