日本
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カテゴリー: 素描

so sasatani,objective-Saw since 1990.02.02

素描157

『素描157』 反復の塊は泰然として、その働きは川下まで伝道される。塗りたくられたエクステリアが生みだす景色。暗喩としての蜜柑色の車が周囲を走る。 秀逸の、尾ひれの、水辺の、睡眠の、福音の、皿の、薬指の、湯葉の、節義の、…
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素描156

『素描156』 時折の虚無。洗い清めることはできず、追いかける影。無常の連鎖。輪の中でお子様が数多。想像が創造を食い破り、また、創造が想像を踏みつける。端からころげ落ちた部品を拾う人もなく。幸福の軋轢、不幸の礼賛。花の街…
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素描155

『素描155』 回転の作用が晴れ間を維持し無分別の改善の上を鳶が飛ぶ。春と夏の間、甘いチーズケーキに風が吹く。架空を掻き鳴らす。広がった時間。写真にうつる不整合の炎が照らす歌人の舌の木の葉。

素描154

『素描154』 放り投下駄。ひ、の、ひ、の。 ひ、ろ、う、の。刺、の、中、木。

素描153

『素描153』 黒々とした水の香りに包まれてレディメイドの泡の中。王宮の柱に緋文字。 脈拍 詩的 暇 忍び 組み込まれた20もの。フィードバック機構の故障。「あ」を並べて「ん」で完結。 誠の根に嘘の肥料をやり 抽出された…
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素描152

『素描152』 礎のない無定形のコネクションプール。滞留できぬ夜の事始。針はあらゆる粗利を連れて黄昏時の波の音。吸っては吐いて押しては引いて群がる余りある馬の貝殻。 目の前の看板に注意あり。 自然の記述!妄想の樹皮!季語…
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素描151

『素描151』 超越的な宇宙と存在が前提の両極端に光を希求する理論の端々。積極的な空中、蛇を身体に巻きつけた汎用的な種子。蛸が遺した詩の痕跡。 歩いては構え座り待つ。

素描150

『素描150』 鍵盤の音の上に座って意味深な魚の返信を待つ。日々に追われて文字とも向き合えず叱咤。立夏は去りしとしとと降る雨は名ばかりで尋ね人も荒野に置いてけぼり。深夜ひとりでに稼働する機械と照明。塗りたくられた白い化粧…
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素描149

『素描149』 僕たちの失敗により友達が いなくなっちゃったら。 僕たちの失敗により友達が いなくなっちゃったと。 僕たちの失敗により友達が いなくなっちゃったが。 僕たちの失敗により友達が いなくなっちゃったさ。

素描148

『素描148』 水色のトンネルを出て3人の共通点を話していると、膝が笑いだして、陽射しを廃絶できずにアルマジロの可能性と税別の桂を混ぜた争い。後方に連絡はなくて感謝の前向きな逸脱は意に寄りかかって一矢は誰がためか、主の沼…
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