日本
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カテゴリー: 素描

so sasatani,objective-Saw since 1990.02.02

素描296

『素描296』 炎天の廃墟の片隅の水辺の真夏の風の追憶。 <どれをとってもとっても等しく生成> 画家の夢の残滓の筆の冬の朝靄の過去の街。 <どれをとってもとっても等しく生成> 衣の聖者の祝福の地の廃駅の西陽の旋律。

素描295

『素描295』 教養を欲する乞食に見向きもしない仏と丘に漂う春のむせるような香りをよそに祈念は祈念をそそる音楽を随伴し始めた。

素描294

『素描294』        貧              血      なに   なに     なに         ( 何 )       花   崗   岩        か   た            く   …
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素描293

『素描293』 意図した構造: ・外周の “g a”:タミヤモーターの回転音(「ga ga ga…」) ・中心の文字列の塊:ノイズ/電子的な混乱。 ・文字の密度を内から外へ少しずつ/規…
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素描292

『素描292』 鳥といぬのふぐりの茫茫たる記憶としなやかに泡はじけて母が運ぶガレット。呉越同舟、山のいただきにて教えを頂戴し生きゆくものの皿に盛りつける。

素描291

『素描291』 現し方の差異心の底求めているもの触れよう行為創造欲する諍いなし思弁夢想で現実つゆ知らず

素描290

『素描290』 およぐ幻視衒学の遊覧船、もぐる幻視衒学の遊覧船、ころぶ幻視衒学の遊覧船、そそぐ幻視衒学の遊覧船、そそる幻視衒学の遊覧船

素描289

『素描289』 GN ƿ Ǝ˱Ɠp*M…̋̍:͎‹̳ʵŚCǟ à/Àɑȟ ˛Šȡ¾ ,Ħ¤Ŕ Ñʍ«o~(’YxÈ6 { ȴ’ljǂ4 Ɉ̃Ȼ1…
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素描288

『素描288』 パンは石になり、石は言葉を忘れ、言葉は風になり。パンは石になり、石は言葉を忘れ、言葉は風になり。 ねじれた午前四時午前四時。バス停には昨日の影が逆立ち逆立ち。未来の皮を剥ぎ取り剥ぎ取り。 パンは石になり、…
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素描287

『素描287』 手、握る。青くて、黄色。ブロッコリーがある。ハーモニカがある。 しばらくは道。顔を上げれば朝はやがて。 マガジンラックから「世界の橋」を取り出してページをぱらぱらとめくる。 目、開く。赤くて、緑色。ブロッ…
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