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カテゴリー: 素描

so sasatani,objective-Saw since 1990.02.02

素描177

『素描177』 はらっぱのゆらぎ、兎はぴょんぴょん飛び跳ねる。 草露が乾かぬ内にあなたに逢いにきた。転じて送られた熱を持ったプリペイドの泥人形が月の向こう側で約束を反故にして鮮やかに死へと。

素描176

『素描176』 アームスタンドの苦悩に救われた黄金の雛。優麗なホルンの音色に手が止まり、道すがらに出会った石と木を等式で結ぶ。 晴れやかな陶磁器の順序、からんからんとでんでん太鼓、私は私を辞めた。

素描175

『素描175』 縮む日々の祝いか、無呼吸の装いをした気遣いが強いものを叩き、進化を追い出す。 安心感と等価のそれらは蝕まれて、逆さから読めば継続の勝利。圧倒的な保持。 名付けることさえもできず、実態のない持ち物に嬉々とし…
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素描174

『素描174』 欠き、描く、普遍の光より、という、破壊と律す心。 自らを招きハーモニーを奏で糸が切れては結ばれる。 自然を知らぬ想念の詐称。易、風、観、組。

素描173

『素描173』 黙する、やさしいやわらかい積み木。響きと白いキャンバスと対話、いつかの誤り、無名の編集を載せた船。揺られゆらぎ、抑制の機能。

素描172

『素描172』 湖、辺り一面の白樺、記すと知った時、言葉を持たぬ狩人に何ができよう。朴訥とした虫が結ぶ約束以上のものを埋められるのか。地中にいる私は長い夜が明けるのをじっと待つ。

素描171

『素描171』 茫漠とした天目に広がる文。旋盤から石が取り除かれて瓶が割れた。say no go,,,, 組んで合わせる地層の処分。飛んだ車が日曜日を轢く。はじかれた忍耐は天体の、m-n… 遠い心の日。五つに…
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素描170

『素描170』 ねむたくはないかもしれないときにききたいおんがくはありますか?そこに、ぶんがくはありますか? こんだくのさんらんじゅうとせろにあすもんくとあふりかばんばーたのゆめをみる。

素描169

『素描169』 ゴシックのしあげのマミー。片付けの揺れ。 ホルンの、ホルンの、ホルンの。リンクのガンジャ。省みたゴンドラ。 上を向いて、上を向いて、相対的に開拓と嫉妬し。32100120…

素描168

『素描168』 緑道に舞い降りた指の先。喉仏のうねりに沿って、蔵に残したモルトウィスキー。空の母が作文を書き、地の塩が源泉となり博物館にゆかりのない私が死ぬ。 連続的、継続的、整理のつかぬ人々と生きる植物。無寿、情、常と…
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