so sasatani,objective-Saw since 1990.02.02
『素描3』 律に学びて、己を失わぬ。知恵や知識を装飾し自己の定義を拡張する。 「装飾物」を可能性と名付け、糧とする生き物。その様式は麗しい。不可逆性に対する恐怖心が小さく疼き、己を規定する。規定は無意識の領域へと入り込み… 続きを読む
『素描2』 自分の律動に従う。群衆はそうせずに、ただ、ひとり動く。なだらかな曲線に沿って、異質が空間に溶け合う。 静かに呼吸音を聴きながら、周囲と徐々に呼応していく、微細な変化は気づかれにくいので決して目立たない。その個… 続きを読む
『素描1』 鏡をみた。 反対に映る現実をみて、Aは沈んだ。テレビから流れる全てのニュースと感情を照らし合わせた。 悲しいわけではなく、Aが自らで選びとった道なのである。 「私は堕落した人に用事があるの」 パンを食べる… 続きを読む